阪口の葬儀の受付解説所

遺言書とエンディングノートを一冊に

2019年06月28日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

若くして病気になり、自分の死後のことをきちんとまとめて処理してから亡くなった経済アドバイザーがいます。彼によって日本でも終活という言葉が定着しつつあるようです。「うちの家族に限って遺産でトラブルなど起こらない」と考えがちですが、7組のうち1組は遺産でトラブルになるそうです。

しかもさほど多くない金額でも争いは起こります。なので、大きな財産がなくても遺言書とエンディングノートは書くのがベターでしょう。これは日記として戸棚に残しておくことで、いざというときにすぐに手にとってもらえます。

法的に効力のある自筆遺言証書作成キットとセットの日記式のエンディングノートも市販されているので、自分の好みで選びましょう。もちろん鍵がかかるようになっているので、生前は家族に中身を見られないで済みます。

実は、エンディングノートが必要だと感じながらもなかなか作成できない理由で最も多いのが「生前に家族に見られたくない」ということだそうです。また「何から手をつけていいかわからない」「法的な遺言書の書き方を調べるのが面倒」という理由も多いです。鍵がかかって気軽に遺言書の作れるノートを選べば、すぐにでも終活が始められます。