葬儀の際に受付を頼まれた方にまず行って頂きたい事は会場のレイアウトやお手洗いの場所の確認、そして式全体の流れを頭に入れて置いて下さい。それが終わりましたら芳名帳・筆記用具・香典受け・名刺受けなどの用具を台の上にご準備頂き、芳名帳の各行の上に番号を振って下さい。また使用する黒のボールペンやサインペン・筆ペンは先にインクが出るかどうかを、きちんと確認して置く事が大切です。弔問客が来られた際に会葬御礼品を渡しやすいようにご準備して置く事も忘れないで下さい。以上の準備を受付開始定刻の30分前までに終わらせて受付場所での待機時間となります。お線香につきましては式が始まってしまうと機会がなくなってしまう為、弔問客が少ない時に交代で行うようにして下さい。
では弔問客が来られた際の対応方法やマナーはどうしたら良いのでしょうか。弔問客が来られましたらお迎えするのですがご遺族に変わって行っているという事を忘れないで、言葉遣いやふるまいは遺族の立場に立って行う事が大事になります。弔問客の方がお悔やみの言葉を下さった時には遺族に代わって弔問に来て下さったお礼を述べます。どう言った言葉かと言いますと「ありがとうございます」「ご苦労様です」「本日はお忙しい処ありがとうございます」などになります。もし雨などが降っていましたら「足元の悪い中お越し下さり、ありがとうございます」など挨拶を行って下さい。芳名帳を弔問客にお願いする際に気を付けて頂きたい事は、お名前をフルネームで書いて頂く事と住所と会社名も必ず記入をお願いしましょう。
記帳が終わられましたら準備の時に芳名帳に振った番号を必ず香典袋に記入して下さい。香典袋をお受け取りになられる際にも気を付けて頂きたい事がございます。弔問客が香典を出された時は「お預かりします」「ありがとうございます」など言ってから、両手でお受け取りになり丁寧に一礼をして下さい。この時に受け取った香典に苗字しか書かれていない場合は下のお名前をお聞きして下さい。またお受け取りになられた香典は弔問客が目の前から居なくなってから会計係の方のお渡しを行います。芳名帳を記入して頂き香典を受け取りましたら返礼品を弔問客にお渡しするのですが、香典が連名の場合は全員に返礼品をお渡しするので数を確認しお渡しする事が重要になります。最後に弔問客に会場の場所を丁寧にお伝えして下さい。
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